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2015年10月27日火曜日

コヒーシン

今日,角間キャンパスで行われた東京工業大学の村山先生のセミナーに参加しました。
コヒーシンcomplexの再構成実験なんだけど,とっても勉強になりました。
コヒーシンは,4つのコンポーネントからなる輪っかで,G2-M期の姉妹染色体分体をつなぎとめる役割を持っていることは昔からよく知っていたけど,G1期でもDNAについたり離れたりを繰り返して,クロマチン制御を行っているらしいです。特に,ローダーと呼ばれる分子がDNAとコヒーシンとの結合に重要であることは初めて知りました。
あと,村山先生のデータは,すごく綺麗でちょっと感動しちゃいました。今後の研究の進展が大変楽しみです。コヒーシンcomplexの輪の構造は,クロマチンループ構造を束ねるのに便利かなと思うので,個人的には,あの輪っかを使った遺伝子発現制御が解明できたらいいなあと思った次第です。

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